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きのこ面白情報

【きのこ面白情報】薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト 池田陽子

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「我が人生を変えた、きのこ」。

薬膳的に、きのこはとても優秀な食材! もともと、きのこは好きでしたが薬膳をはじめる前とはじめた後では、マイ消費量は歴然の差。まさに「人生におけるきのこ革命」。
わたしの顔面と体型を救済してくれているのは、きのこといっても過言ではありません。年間通して、我が家では絶賛ヘビロテ、月間MVPを誇るのがきのこメニュー。365日きのこを食べない日はありません。

薬膳というと「薬膳レストランに行かないと食べられない」「生薬を使った難しい料理」と思われがち。でも、薬膳の基本となる考え方はとてもシンプル。中医学(中国の伝統医学)では食材ひとつひとつには、すべて身体に及ぼす作用があり、季節や体調や体質に合わせて日々の食事に取り入れることによって改善できる、と考えます。よってスーパーにある食材でも十分、実践可能、あるいは外食でも自分に必要な食材が入っているメニューを選べば実践なのです。

きのこは、「気」を補う効果がとても高いとされています。気とは身体のいたるところを流れている目には見えないエネルギー。生命活動を維持し、栄養を巡らせて、身体全体を動かす根本的な力です。気が充実していれば元気、気が不足すると病気になってしまいます。やる気、本気、気分がよい、気が合う、気を遣う……と気を使う言葉は数多くありますが、それくらい気はパワーの源。すべての基本! 

気が不足すると疲れやすく、だるい、やる気がない、朝起きられない、集中力が続かないといった症状を引き起こしがち。また免疫力が下がり風邪をひきやすい、花粉症などのアレルギー症状の発生、胃の調子が悪い、冷え症などのトラブルも。美容面でも新陳代謝がダウンして肌がくすむ、たるむ、太りやすくなる、老化が加速……とビジュアルまで危機的状況に! そう、気さえ充実していれば人生はノープロブレム! 気がないと運気も下がる!

毎日ひとは気を放出しています。そして年をとるほど、気は目減りします。よって、薬膳ではとにかく毎日気をチャージすることが鉄則、そしてどんな症状であれ気を補うのが「まず薬膳を効かせる大前提」。

きのこは、まさに薬膳的「神食材」! すみやかに気をしっかりチャージし、身体をエネルギーで満たし、免疫力をアップしてくれるパワフルフード。胃の消化機能も高め、新陳代謝もアップ! 毎日食卓のどこかに存在するよう「指差し確認」、疲労MAXのときは、そこかしこに見境なく投入する「きのこ攻め」を。とくにいまの時期、花粉症の方は「きのこ一大フェス」くらいの勢いで食べていただきたい!

もともと気が足りないタイプで「だるい」が口ぐせの、「キング・オブ・アンニュイ」だったわたしを救ってくれたのが、きのこ。「きのこフェチ」「きのこ萌え」「きのこの追っかけ」の三原則を実践した結果、おかげさまでかなり、お達者(笑)。花粉症や顔面のもたつきも改善したのは日々の「薬膳的菌活」の賜物と思っています。
きのこで毎日をパワフルに、老化の坂もV字回復! 忙しい現代人には、かばんに「健康守り」として、しのばせておいていただきたいくらい! そして女子には、もっとキレイを磨く「きのこエクサ」「きのこビューティ」に励んでいただきたいと思います。


★「最強きのこ薬膳」!
きのこのパワーをさらにアップするには、同じく気を補う食材を組み合わせるのがおすすめ。
最強のきのこ薬膳レシピをご紹介します。

疲労回復】マイタケとうなぎの柳川風
バツグンに気を補う効果の高いマイタケに、疲労回復、滋養強壮、足腰を強化して肉体疲労にもよいうなぎ、古来中国では王様へのお土産にされていたというほど「栄養の源」とされる卵でへろへろボディに喝を! 丼にしてもおいしい!

<材料> 4人分
マイタケ(小房にわける) 1パック
うなぎ(1センチ幅に切る) 200g
ねぎ(斜め薄切り) 1/2本
卵(溶きほぐす) 4個
だし汁 2カップ
A(しょうゆ、みりん、酒 各大さじ2)
三つ葉(ざく切り) 適量

<作り方>
① 鍋に、マイタケ、うなぎ、ねぎ、だし汁、Aを入れて熱し、煮立ったら中火で3分煮る。
② ①に卵を入れ全体を混ぜて半熟状になったら火をとめる。器に盛り、三つ葉を散らす。

【若返り】エリンギのカレークリームパスタ
気を補い、美肌にもよい鮭、アンチエイジング効果もあるブロッコリーとエリンギを使った「若返り」も狙えるパスタ。カレー風味のクリームソースが3つの食材をおいしくまとめます♪

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<材料>4人分
エリンギ(縦に裂き、半分の長さに切る) 1パック
鮭 2尾
ブロッコリー(小房に切って、5分ゆでる) 1個
牛乳 2カップ
バター 10g
小麦粉 大さじ2
固形コンソメ 1個、
カレー粉 小さじ2
パスタ(袋の表示どおりゆでる) 400g
白ワイン 少々
塩、こしょう 適量

<作り方> 
① 鮭は白ワインをふってしばらくおき、皮をとり、ひと口大に切る。
② フライパンにバターを熱し、鮭、エリンギ、ブロッコリーを入れて炒める。
③ ②に小麦粉をふり、よく全体を混ぜたら、牛乳を少しずつ加えて溶きのばす。
④ ③にくずした固形コンソメ、カレー粉を入れて、とろみが出るまで混ぜて塩、こしょうで味を調え、パスタを入れてあえる。

【パワー注入】ブナシメジ&ブナピーのパワフルサラダ
きのこ、豆類、いも類は、気をアップする「三大横綱食材」。ブナシメジ&ブナピーに、ミックスビーンズ、ナガイモで「これでもか」というほど気を注入。パワーアップするしかないサラダ。

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<材料>4人分
ブナシメジ(石づきを切って小房に分ける) 1/2パック
ブナピー(石づきを切って小房に分ける)  1/2パック
ナガイモ(1センチ角に切る) 200g
ミックスビーンズ缶(120g さっとゆでておく) 1缶
ベーコン(1センチ幅に切る) 4枚
にんにく(すりおろし) 少々
オリーブ油 大さじ2
A(しょうゆ、レモン汁 各大さじ2、酢 少々)
パセリ(みじん切り) 適量

<作り方>
① 耐熱皿にブナシメジ、ブナピーを入れてラップをして、レンジに1分30秒かける。
② フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコンを炒めA、にんにくのすりおろしを入れて全体を混ぜる。
③ ボウルに水気をきった①、ナガイモ、ミックスビーンズを合わせ、②を入れて混ぜる。器に盛り、パセリを散らす。

池田さん、あなたにとってのきのことは?
コスメでエステでサプリ!!!!

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池田陽子(薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト)
立教大学卒業後、出版社勤務を経て国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。ふだんの暮らしの中で手軽に取り入れられる薬膳の提案や、漢方の知恵をいかしたアドバイスを執筆、講習会などを通して行う。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)『春夏秋冬ゆる薬膳。』(扶桑社)などがある。また、日本各地の食材を薬膳的観点から紹介する活動も積極的に取り組み、食材の新たな魅力を提案、発信を続け、食文化ジャーナリストとしての執筆活動も行っている。

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