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きのこ面白情報

【きのこ面白情報】作家 サワブミホ

子供の頃、実家には小さなお庭があって、その庭の片隅に苔やキノコの生えている可愛いくぼみがありました。
私はそこに小さな人がいるような気がして、脇の石に座って眺めては空想するのが好きでした。

昨年のちょうど今頃、“軽量紙粘土でリアルっぽいキノコを作っちゃおう”
というコンセプトのハウツー本『粘土でつくるキノコ」を出版をしました。
それで今回、私事になりますが、粘土でリアルきのこを作るようになったきっかけと、
また、その活用法。なぞを書き進めたいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「キノコ狩りピクニック」
この数年、季節ごとにお友達とピクニックをしています。
秋。木々が赤や黄色に変わる季節。
そんな秋のピクニックはどんなのがいいだろう?
と考えた時、森で温かい飲み物をいただいていたらキノコを見つけた。
ってイメージを思いつきました。
傘の下にはコビト。
キノコは現実世界と空想世界との橋渡しに最適で、傘の下にコビトがいても、
キノコと一緒だったらそれも起こりうる。と思えてしまう。
でも、ベニテングタケのようなキノコはそうそうお目にかかれる訳ではないので・・・、

本物そっくりなキノコを作ることにしました。

軽量紙粘土で形を作って、アクリル絵の具で色を付けて。
そのピクニックの様子です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今見るととってもヘタクソなキノコですが、ぱっと見本物のキノコがあって、
そのキノコをコビトがのこぎりで切っている。っていう空想世界が表せてとても楽しかったです。

「家の中でもキノコ」
せっかく腐らない持ち運びもできるリアルなキノコを作ったのですから、
家の中にも飾ってみました。

*苔と一緒に飾る
キノコは苔と一緒に飾るとそこだけ森の一部を切り取ったよう。

*意外な場所に飾る
家の中の意外な場所に飾るとシュールな印象に。

*沢山飾る
キノコの不気味さが増していい感じ。

*色を変えてみる
黄金のキノコ☆

*空に飛ばしてみる
空中に浮かぶモビールキノコ。揺れるキノコに癒やされて。

家の中でも、リアルキノコのまわりには不思議な空間が生まれます。

「コビトとキノコ」
そしてなんといっても、飾るにおいてキノコはコビトとの相性が抜群。
キノコの傘の下にコビトを置くだけで、物語の世界が広がります。

が、しかし・・・、
傘の下にコビト、以上に素敵なキノコとコビトの関係がありました。
スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフの「もりのこびとたち」や、
プロイセンのジビュレ・フォン・オルファースの「森のおひめさま」の中には
かわいらしい小さい人たちが出てきます。
そして、そのコビトたちは、キノコのかぶりものをしているのです!

キノコの下にコビトではなく、キノコだと思っていたものがコビトだったかもしれないという事実!!!
キノコが不思議な力を持っているのも納得です。

というわけで、最近私もそれに習って、キノコとコビトのコラボ、
『キノコビト』
を制作しています。

まだ数体しか出来ていませんが、ゆくゆくはファミリーを作って、森で撮影会をしたいなあ。と考えています。
撮影の後、キノコビトをそのまま森におきざりにして、そのうち森歩きで見つけた人が、
キノコだと思って手にとったら小人がくっついてた。って愉快だな。とか妄想したりして。

今年の夏、粘土のリアルキノコを空想世界へのトリップのお供に作ってみてはいかがですか?

サワブさん、あなたにとってのきのことは?
「ファンタジーへの入り口。」

サワブミホ
大学で油絵を専攻。
卒業後、絵本に関わる仕事等を経たのち、主婦としてブログ「こどものにわ」(kodoniwa.exblog.jp)で、身近なアイテムを使ってできるインテリア雑貨や、子どものおもちゃまで様々な手作りアイディアを紹介している。
著書に『粘土でつくるキノコ』(ブティック社)、『こけし てづくり手帖』(共著/ブティック社)、『ペーパーボンボン飾り方ブック』(学研パブリッシング)がある。

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