きのこらぼ
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夏真っ盛りでセミが大合唱している今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。夏休みでお子さんが家にいるご家庭も多いと思いますが、思ったように家事は進まず、3食作るのでレシピもマンネリ、おでかけすれば暑さで消耗‥とママはいつもの3倍は大変に感じているのではないでしょうか。はい、私がそうです(苦笑)。とはいえ、女は「夏に老ける」というのは美容業界での常識。強烈な紫外線に、エアコンでの乾燥、日焼け止めの肌負担も見逃せず、夏は肌にとって過酷な季節なのです。それでは毎日丁寧なケアが必要かといえば、答えはNO。実は、肌は構いすぎないほうがいいのです。

吉田瑞穂

吉田瑞穂

通信キャリアより転職、美容ライターとして独立し14年目。幼稚園児のママ。
CLASSY.、JJ、美人百花、ケイコとマナブ、VERY、STORY、美STなど女性誌・広告に記事やコピーを多数執筆。40台超を所有する美顔器には一家言あり、 特集ページの取材・執筆や関連イベントを企画。オーガニックにも造詣が深く、玉川高島屋でナチュラルケアに関するトークイベントにも出演。さらに、近年は自身の経験からワークライフバランスについてコメントする機会も増えている。
さらに、コスメのプロデュースや雑誌のイラスト、2004年からは食品、化粧品、エンタテイメントなど幅広い企業のコンサルティングも手がける。
趣味は食べることと海外旅行、神社参拝、掃除。特技は油彩と時短美容。

【ホームページ】http://yoshida-mizuho.com
【ブログ】http://blog.yoshida-mizuho.com

本当はワンステップでもOK?

では、来年美容記者として15周年を迎える私のスキンケアはというと―。前提として、娘はお弁当のある幼稚園に通い、今年は役員を担っています。実家は遠く、普段は私と主人で綿密にスケジュールを立てて、ともに育児と仕事を両立しています。なかなか多忙で、時には分刻みで動く日も。こんな毎日では、ゆっくりと何種類も顔に塗っている暇はありません。

高価な化粧品を塗り重ねていた若い頃より肌状態がアップ
現在は、洗顔後、美容液1種類しか顔に塗っていません。ワンステップ化粧品ではなく、美容液1本使いです。透明感が欲しい時に、せいぜい化粧水と美容液を塗るくらい。しかし、20代で化粧水〜美容液〜乳液〜クリーム〜アイクリーム‥と塗り重ねた時より、肌はきれいになりました。
ある肌診断で肌細胞から検証してもらいましたが、乾燥しやすく敏感傾向ではあるものの、毛穴やシミの数、たるみの程度、くすみの程度は「極めて少ない」という評価でした。これは20代でトラブルだらけだった頃には考えられないことでした。

オーバースキンケアによる3つのリスク
若いころにしていたのは「オーバースキンケア」、つまり肌を構いすぎていたのです。一生懸命スキンケアすればきれいになれると思い込んでいたため、これが肌トラブルを呼んでいることに当時は全く気づきませんでした。
肌を過剰にお手入れする「オーバースキンケア」にはリスクがあります。1つめは、摩擦する機会が増えること。塗る、マッサージするなどで肌は確実に摩擦されます。そうすると、微弱炎症が起き、それに由来されるシミや色素沈着ができたり、バリアゾーン(表面の角質層とその内側の顆粒層を2つあわせて角化層=バリアゾーンと呼ぶ、外部から異物を侵入させない働きをする)を損なって肌荒れすることも。2つめは、たくさんの化粧品を使うことにより、接触する成分が増えること。人によっては、その成分のどれかがアレルゲンである可能性があります。接触する成分が増えるということは、アレルゲンに接触する可能性、すなわち肌がかぶれるなどトラブルを起こす可能性が高まることです。一旦かぶれなどトラブルを起こした部分は、その後色素沈着を起こす可能性も。3つめは、過剰な保湿をすると皮脂腺の働きを弱めてしまうこと。化粧品で補わないと乾燥して仕方ない肌を作ってしまうのです。
このリスクが、手抜き、いやシンプルなスキンケアにしたことで、少なくなった。そして、前述のような診断結果になったと思われます。肌の変わり目は確かにシンプルケアにした時でした。

短時間できれいな肌に導くケアとは

まず、低刺激のものを使うということです。そして洗う強度(クレンジング力)や頻度を減らす。それには、昼間のメークアイテムを一考する必要があります。現在使っているファンデーションは、クレンジング不要(石鹸で落ちる)で、ほとんどすべての成分が天然由来のもの。しかし、エマルジョンタイプでカバー力、紫外線カット力、つややかさも申し分ありません。つまり、昼間のファンデーション自体による肌負担とともに、クレンジングによる肌負担を最小限に抑えるのがコツです。

肌には一定量しか入らない、“油でフタ”も20年前の常識です
肝心のスキンケアですが、まず水で潤して油でフタという考えは一旦捨てましょう。肌には一定量の成分しか浸透しません。化粧品である以上、それだって角質までです。では、ほとんどが水で出来ている化粧水が必要かというと、悩みがある方は美容液を先にしたほうがいいと思います。私が化粧水を使うのは、肌を清拭する時と角質を水分でふやかすことで顔色を明るくしたい時です。肌悩みがあれば、それに対応する成分をたくさん入れたいので、美容液だけ、または美容液を先に使います。そして、油分はフタにはなりません。水分が油分の間から蒸発してしまうからです。必要なのは、セラミドなどの水分を抱え込む成分。私がチェックするのは、シリコン(揮発するシリコンは除く)が多く入っていないか、セラミドやヒアルロン酸など水分を繋ぎ留める成分が入っているか、そしてシミや毛穴などマルチに働くリン酸型アスコルビン酸などビタミンC誘導体が入っているか、です。

たっぷりとプレスづけして肌もリラックス
こういった成分が入った美容液(保湿液)を、かなりたっぷりと使います。1種類しか使わないわけですから、ここはケチらず両手のひらにたっぷり取り、こすらず、押さえるように肌に浸透させていきます。肌が吸い込まないで余るくらいが適量です。
香りも重要です。オススメは、無香料の化粧品に、肌悩みに対応していてかつ、好きな香りの精油をプラスすること。ニキビには鎮静効果のあるラベンダー、アンチエイジングならローズウッドなどがいいでしょう。

毛穴、ごわつきが気になるなら『夏の後始末』のスペシャルケアを
朝起きて、毛穴の開きやごわつきが気になるなら、スペシャルケアをしましょう。ごわつきが気になる場合は、弱めのピーリング効果のある石鹸を使ったり、週1回ほどゴマージュをかけるといいでしょう。ゴマージュは、角をとった木の実を使っていたりと肌に優しいものがいろいろ出ていますので、試してみてください。夜のみ、美容液をレチノールが入ったものに変えてもいいでしょう。毛穴の開きが気になる場合は、前述のスペシャルケアに加え、化粧水や美容液を冷蔵庫で冷やして使ってみてください。

ざっくり混ぜて、オーブンに放り込むだけ!紫外線を浴びた肌に元気をくれるきのこと夏野菜ざくざくのケーク・サレ

カロチノイドやポリフェノール、ビタミンC、カリウムなど、夏野菜は紫外線を浴びて発生した活性酸素の発生を抑えたり、シミやくすみを抑制したり、むくみを取ったりする成分が多く含まれています。旬の野菜を摂ることは、味も美味しく、たくさん摂れるので安価で、さらに身体にも嬉しいと、理にかなっているのです。では、この夏野菜と、同じくビタミンやカリウムが豊富で、さらに免疫力を高めるβグルカンを含む「ブナシメジ」と合わせたレシピを紹介しましょう。

ちょっと小腹が空いた時のおやつに、ちょっとしたブランチに活躍するのが、ケーク・サレ。夏野菜をざくざく入れて、たっぷり栄養補給もしましょう。子どもを寝かしつけてから、ささっと作って冷蔵庫で冷やしておけば、朝もさっと出せてその日のスタートが楽になります。カレー粉やチーズをミックスしてアレンジしても美味しい!

具になっている色の濃い夏野菜は前述のようにビタミン補給や抗酸化などに活躍、またブナシメジはβグルカンが免疫を高め、不溶性食物繊維が腸を整えてくれます。血行をよくし、冷え性にも効果が期待できるナイアシンが豊富なのも、冷房で冷えやすい夏には積極的に摂りたいもの。その他、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや代謝をサポートするパントテン酸も含んでいます。
また、生地に含まれた卵と、具であるきのこや野菜の組み合わせは、肌や粘膜のバリアを強化してくれます。ソーセージなどお肉を入れればよりおかずっぽくなり、食事として申し分ないバランスのとれた栄養メニューに。ダイエットが気になるなら、薄力粉ではなく米粉、甘みも白砂糖ではなくメープルシロップやアガベシロップを使うなどして糖質量を下げましょう。

【材料】(20☓8センチ パウンド型1台分)
野菜・・・好きなだけ
(ブナシメジ、茄子、ズッキーニ、プチトマト、ブロッコリーなど)
卵・・・2個
米粉または薄力粉・・・120g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
※ホットケーキミックスを使ってもOK
牛乳・・・大さじ5
砂糖・・・大さじ1/2
塩・こしょう・・・少々

1. ブロッコリーなど固い野菜は下茹でする。ブナシメジは石づきをカットし小房に分ける。プチトマトはへたを取る。茄子やズッキーニは一口大にカット。
2. 米粉または薄力粉にベーキングパウダーを混ぜ、ふるう。(ホットケーキミックスがあれば代用可)
3. 卵2個、砂糖、塩・こしょう、牛乳を混ぜあわせる。よく混ぜ、生地がダマがなく、なめらかになってきたら、2の粉を加えさっくりと混ぜ合わせる。
4. パウンド型にオーブンシートを敷き、3の生地を半分ほど流しこむ。具材を均等に並べ入れ、生地の残りを注ぎ込む。トントンとパウンド型を机に落とし空気を抜く。
5. 180度に余熱したオーブンで25分程度焼く。途中で焼き色など見て、足らないようなら10分程度延長して焼く。
6. 取り出し、熱が取れたらカットしてテーブルへ!

襟足の髪・・・暑い時期はあせもの原因にも。 バレエみたいなシニヨンですっきりと、ママはアレンジして大人っぽく!

真夏のヘアアレンジはとにかくすっきり清潔感があることが大事。女の子の場合は、後れ毛が出にくいバレエの時にするシニヨンが一番です。

まずは、髪をよくブラッシング。ガチガチに固めてしまうとシャンプーが大変なので、なんとしっとりする美容ジェルを髪全体につけます。これで後れ毛が出ずまとまります。全体をジェルでしめらせたら、髪全体を大きく1本にねじりながら(これが大事)髪を結びたい位置にまとめます。一旦、ゴムでまとめたら、さらに毛束(ポニーテールの部分)をねじります。(※1)毛先までねじり切ったら、ぐるぐるとポニーテールの根元に巻きつけ、Uピンを結んだ中心に向かって放射状に打っていきます。特に毛先部分はしっかり打ちます。(※2)Uピンは先がギザギザになっているものが抜けにくいです。ジェルで、前髪や後れ毛をなでつけたら完成!

さらに、ママがシニヨンにする時は、少しアレンジが必要。小顔を演出するために、前髪とサイドの髪はあえて残します。軽く巻くか、ヘアワックスで毛先を揉み込み表情を出します。そしてまとめてあるトップの髪のみ、指で少し引っ張り出し、トップを高く見せます。これで立体感がありつつ大人なシニヨンが完成します。(※3)

紫外線による髪の傷みや抜け毛が気になる夏、実は先ほど紹介したレシピは、肌だけでなく、髪にもいいのです。例えば、髪の基本成分・ケラチンのもととなるのはアミノ酸を含むタンパク質。これは、卵や牛乳に多く含まれています。ビタミンを多く含む夏野菜は血の巡りをよくし、抜け毛を防ぎます。ブナシメジなど、きのこに含まれるビタミンB群(ナイアシンやパントテン酸)は、毛母細胞の分裂を活発にします。髪のためにも、これらの食材を積極的に摂りたいものです。

真夏の子どものスキンケア・・日焼け対策はパウダーでしっかり!

適度な日光浴は必要ですが、毎日公園で遊ぶ幼児期は、やはり紫外線対策が必要ですよね。でも、なんだか焼けてしまっている気がしませんか。それは子どもが遊んでいるうち、汗や水遊びで日焼け止めが落ちてしまっているかもしれません。そうならないように、日焼け止めは二段階がオススメ。
家で、子ども用の低刺激なジェルや乳液タイプを塗っておき、焼けそうな部分(鼻や頬、肩口など)はパウダーを重ねます。パウダータイプの日焼け止めは、実はとっても紫外線カット力が高いのです。写真のものは現在愛用のもので、SPF50、PA+++ですが、スポンジつきで手が汚れないのもポイント。これだと、公園で塗り直す時に手や服が汚れにくく、重ね塗りが億劫にならないのです。

夏は、肌や髪には過酷な季節ですが、ダメージを修復する栄養をたっぷり含んだ野菜が大きく実る季節でもあるのです。こうした旬の野菜を積極的に取り入れ、内側から「夏に老けない」ではなく、「夏に更にきれいになる」ことを目指しましょう。また、ワンステップのスキンケアや簡単なまとめ髪、手間を省いた調理法などちょっとした工夫をすれば、時間も短縮できストレスも減ります。このあまった時間とちょっとの余裕で、お子さんと夏の思い出をたくさん作りましょう!