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今や日本人の5人に1人が発症していると言われる「花粉症」。暖かい春の訪れは待ち遠しいけれど、同時に悩ましいのがくしゃみや鼻水、鼻づまりなどのつらい症状です。
日本気象協会の「2015年花粉飛散予測」によると、2015年春の花粉シーズンは、西日本と東日本では例年より早い2月上旬に始まると予想され、東海から関東、東北地方にかけては飛散数が昨年の2〜3倍になるところもあるとか。
今年は早めに花粉対策を始めておいた方が良さそうです。

フードコーディネーター 平尾由希

フードコーディネーター 平尾由希

NHKキャスターを経てエコールエミーズのディプロマを取得後に独立。
現在は雑誌やWEBでのレシピ連載、CMやビデオパッケージのフードコーディネート、企業の料理コンテンツや商品開発のサポートなどを手がける他、食に関するコラム執筆や、テレビ、ラジオ、各種イベントなどへの出演も行う。

【オフィシャルブログ「平尾由希のON AIR KITCHEN」】http://ameblo.jp/yukihirao/
【オフィシャルサイト】http://www.sneeuwpop.jp ※2月上旬公開予定

花粉症と美容の関係

私たちの身体には、身体にとって異物となるもの(抗原・アレルゲン)が体内に入ってきたとき、それに対抗する物質(抗体)を作って、異物を排除しようとするシステムが備わっています。花粉症は、この異物=花粉を排除しようとする働きが、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、敏感肌の方には肌のかゆみなどのアレルギー反応として現れるものです。身体にとっては必要な防御反応も、これらの症状は実にやっかいです。

花粉症は一度発症してしまうと、病院での治療や、日常生活での対策・工夫が長期間にわたって必要になりますので、十分な休養、適度な運動、バランスの良い食事など、普段から花粉症になりにくい、花粉症の症状を軽減する身体作りを心がけることがとても大切です。生活を大幅に変えるには根気と努力が必要ですが、毎日の生活で意識して少しずつ取り入れてみることは決して難しいことではありません。
うららかな春を鼻のかみすぎで鼻の頭は真っ赤、目の充血や肌荒れを抱えて憂鬱に過ごすのはもったいない!心も身体も軽やかな春を過ごすために、日常生活でできる美容にも良いセルフケアをご紹介していきますので是非トライしてみてください。

美容にも嬉しい花粉症対策の実践術

<室外>
吸い込む花粉の量は1/3〜1/6に減らせると言われています。
コップの中に水がたまるといつかあふれるように、誰もが「アレルギーコップ」を持っていて、アレルゲン(花粉)が蓄積し、そのコップから溢れると花粉症が発症します。そのため、まだ花粉症ではない人はコップにアレルゲン(花粉)をためないために、すでに花粉症を発症してしまった人は症状の軽減のために欠かせないのが「マスク」です。

花粉が飛び始めるのと同時に屋外に限らず屋内でもマスクを着用することが望ましいですが、目上の人やお客様相手のビジネスの場などマスクの着用が難しいシーンは意外と多いもの。女性にとってはメイク崩れやお洒落とは言えない見た目も気になるところです。
いまや日本の国民病とまで言われる花粉症に対抗するため、近年めざましく進化した花粉症対策グッズが登場していることをご存知でしょうか。

【マスク派におすすめ】
マスク内の湿気でメイク崩れが気になる女性に嬉しいのは、ファンデーションがつきにくいマスク。
立体型になっており、マスクと肌の間に隙間を作ることで、ファンデーション移りを防いでくれる優れものです。
また、通常のマスク機能に加えて、保湿力を維持するシートを入れることで保湿機能が高められたマスクは、喉だけではなく、肌の乾燥も防いでくれます。
またシルク製のマスクも保湿に優れ、肌に優しいので美容にも効果的です。
【マスクは避けたい派におすすめ】
マスクを付けなくても、花粉の吸引を防止できるグッズを取り入れましょう。
おすすめは、鼻の中に直接ぬって花粉の吸引を防ぐクリームや、肌や髪に直接スプレーすることで花粉の付着や吸引を防げるスプレーです。これなら、ビジネスの場だけではなく、おしゃれをしてでかけたいデートのときだって安心ですね。

<室内>
花粉は水分を含むと重さのために飛び散りにくくなるため、室内は適度な湿度を保つことが大切で、花粉症による鼻や喉の粘膜の炎症を抑えるには、50〜55%の湿度が必要だといわれています。お勧めしたいのは毎日のお風呂タイムを有効利用してできるセルフケア。
入浴は身体や髪に付着した花粉を洗い流すだけではなく、たっぷりの湯気を吸うことで鼻腔内の花粉を取り除いて花粉症の症状を緩和してくれます。
「ユーカリ」「ローズマリー」「ラベンダー」など、花粉症の症状を和らげると言われるアロマオイルを2〜3滴お風呂に入れてゆっくりと入浴すれば、お風呂の蒸気にのったアロマが喉や鼻をいたわり、リラックス効果や美肌効果も期待できます。また乾燥しがちなお肌にも化粧水や美容液が浸透しやすくなりますので毎日の入浴習慣にぜひ取り入れてみてくださいね。

美容から花粉症まで効果的な食習慣法

ご自身の食生活を振り返ってみて、食品添加物がたっぷり入ったインスタント食品やレトルト食品などの加工食品、肉類などの動物性の食べ物に偏っていたら要注意!高タンパクな肉が中心の食事やバランスの悪い食事は花粉症の症状を悪化させてしまいます。

「ヨーグルト」「甜(てん)茶」「青魚」「納豆」などなど、これまで花粉症に良いとされ、花粉が飛ぶ時期には品薄状態になるほどブームになった食べ物はたくさんありますが、専門家によって諸説あったり、個人の体質によって合う、合わないという議論もつきものです。何が正しいのか迷ってしまったら、自身の「腸を健康に保つこと」を目標に食生活を見直してみると、花粉症予防だけではなく、美容や、日々の健康にも効果的な食習慣を実践しやすくなるかもしれません。

腸の中には、善玉菌や悪玉菌と呼ばれる細菌がすみついていて栄養の吸収を助けてくれています。肉ばかり食べて野菜が不足したり、食物繊維が不足すると、腸内の善玉菌、悪玉菌のバランスが崩れて腸の働きが悪くなって免疫機能の低下につながり、アレルギー反応がおこりやすい身体になってしまいます。

腸内環境を整えて、腸を健康に保つために心がけたいのは「食物繊維」をたっぷりと摂ること!花粉症がつらい時期の食事には、肉類など高タンパクなものが多い欧米食よりも、きのこをはじめ、切り干し大根、ごぼう、レンコンなどの根菜類やひじき、昆布、わかめなどの海草類など、和の食材をバランスよく取り入れた「和食」がおすすめです。
きのこの中でも、特にエリンギには微生物やウイルス、アレルギーの原因物質の侵入を防ぐ物質を増やす効果があるという報告もあります。
食事を見直すことで腸内環境が整うと、お肌の調子も整うことはもう言わずもがなですね。

日々の生活でできることから少しずつ、食物繊維が豊富に含まれ、腸内環境を整えてくれる野菜や食材を多く取り入れて、油脂、糖質、動物性タンパク質に偏らないメニューの工夫をしてみましょう。まだまだ寒い時期なので、なるべく生ではなくて調理した温かいものを食べて、身体を冷やさないようにすることも忘れずに。

花粉症対策に嬉しいビューティーメニュー

■花粉症に負けない!いろいろきのこと冬野菜の具だくさん豚汁

冬が旬の野菜は身体を温め、喉や鼻の粘膜を強化してくれるので、花粉症や風邪に負けない身体作りに欠かせません。
今回は、風邪や花粉症による鼻づまりを解消する役割のあるれんこん、食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれるきのこやごぼう、ビタミンが豊富な豚肉を使って、花粉症予防や美肌効果が嬉しい、和食の定番「豚汁」を作ります。
身体を温めてくれるにんにくや生姜は隠し味のひとさじでぐっと味が良くなるだけではなく、腸の健康にも一役買ってくれます。
またきのこは単体で使用するよりも、組み合わせることで風味が格段に増しますので、ぜひ3種類以上のきのこを使って調理してくださいね。

【材料(2人分)】
エリンギ、マイタケ、ブナシメジ、ブナピーetc. …………合わせて150g
■豚バラ肉(スライス) …………………………………………100g
■ごぼう ……………………………………………………………1/2本
■れんこん …………………………………………………………1/2節
□ごま油 ……………………………………………………………大さじ1
□しょうがすりおろし ……………………………………………小さじ1
□にんにくすりおろし ……………………………………………小さじ1
□だし汁 ……………………………………………………………500ml
□味噌 ………………………………………………………………大さじ1〜2
□小ねぎ小口切り  …………………………………………………適量

【下ごしらえ】
・きのこは石づきを取り、それぞれ食べやすい大きさに分ける。
・豚肉は食べやすい大きさに切る。
・ごぼうは泥を洗い、皮をむいて斜めにスライスする。
・れんこんは皮をむいていちょう切りにする。

【作り方】
鍋にごま油を熱し、きのこ類、豚バラ肉、ごぼう、れんこんをこんがり焼き色がつくまで強火で炒める。
鍋にしょうがすりおろし、にんにくすりおろしを加え、炒め合わせる。
だし汁を加えて蓋をし、ごぼうとれんこんが柔らかくなるまで煮る。
味を見ながら味噌を溶き、小ねぎを散らしてできあがり。