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きのこで菌活。
Vol1

きのこで“冷え”撃退!病気のリスクも軽減しよう!

菌活1
近頃なんだか身体が冷える――。その“冷え”、もしかすると気温のせいだけではないかもしれません。寒さが増していくこれからの時期は、胃腸の動きも鈍くなり冷えも助長されがちです。今週のトレンドコラムでは、きのこで菌活の効果を高める“外側から”の冷えとりポイントをお届けしていますが、「きのこで菌活。」コラムでは、冷えが身体に及ぼす悪影響や身体の内側から冷えを解消する“きのこで菌活”のポイントを教えていただきました。万病の元である冷えが悪化する前に、しっかり撃退していきましょう。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

管理栄養士 国際中医師 瀧本靖子

瀧本靖子 (管理栄養士 国際中医師)

体調不良を薬膳で治した経験から中医学のおもしろさに魅了され、中医学・薬膳の世界へ。現在は、飲食店の薬膳メニューの監修やセミナー講師を務める一方で、薬膳教室を主宰し、薬膳料理を教えている。西洋栄養学と薬膳を融合させた理論と料理作りが得意。

 

万病の元“冷え”の原因と身体への影響とは

—— 編集部:なんだか最近、手足がいつまでたっても温まらない感じがあるのですが、これは単純に寒さの問題でしょうか?

—— 瀧 本:もしかすると、身体が内側から冷えてしまっているのかもしれません。体温は外気にも影響されやすいので、気温が下がってくるこれからの季節は“冷え”が助長されやすいんです。

—— 編集部:それは、いわゆる「冷え症」ということでしょうか?

—— 瀧 本:そうですね。「手足の先や下半身といった身体の一部や全身が冷えてつらい」というのであれば、それは冷え症の症状かもしれません。ただし、冷え症を引き起こしている原因として、体温そのものが低い「低体温」の可能性も考えられます。

—— 編集部:冷え症と体温が低い”低体温”は違うのですか?

—— 瀧 本:はい。混同されやすいのですが、冷え症と低体温は別物です。冷え症の主な原因は血行不良。血行が悪いので、手足の先や身体の表面まで血が行き届かないんですね。一方、低体温は文字どおり体温が下がっている状態をいいます。具体的には、体温が36℃未満の方。低体温の原因にはいろいろあるのですが、主に、運動不足や代謝の低下、ストレスなどが挙げられます。

—— 編集部:「冷えは万病の元」という言葉がありますが、実際、冷えると身体にどんな悪影響がありますか?

—— 瀧 本:冷え症は血行不良に由来するので、肩こりや頭痛、だるさなどの症状を伴う場合が多いですね。特に、卵巣は血管が細く、血行が悪くなりがちなので、女性の場合は不妊症や月経痛、月経不順を引き起こしやすくなるといわれています。

—— 編集部:冷え症が妊娠にも影響してくるなんて!

—— 瀧 本:そうなんです。血行が悪いということは卵巣に栄養がうまく行き届かないということなので、不妊だけでなく流産のリスクも高めてしまうんです。

—— 編集部:妊活中の女性は、特に身体を温めるように気を配らなければいけませんね。では、低体温が引き起こす悪影響というのはどういったものがありますか?

—— 瀧 本:低体温の方は免疫力が下がっているので、風邪インフルエンザといった日常的な病気だけでなく、がんをはじめとする大きな病気にもかかりやすい傾向にあります。

—— 編集部:体温が低い方は高い方に比べて病気になりやすいということでしょうか?

—— 瀧 本:そうですね。一般的に、体温が1度下がると内臓の機能が低下し、免疫力も30%下がると言われていますから、必然的に病気になるリスクは上がると思います。がんが発症しやすい体温は35度台くらいとも言われているので、「低体温は大病を引き起こしやすい」と言っても過言ではないでしょう。

—— 編集部:血行不良による「冷え症」の場合も、大きな病気にかかりやすくなりますか?

—— 瀧 本:はい。血行が悪いということは、身体のすみずみの細胞にまで栄養が届かなかったり、老廃物の排出がスムーズにいかず体内にため込んでしまっているということなので、身体にとって良いはずがないんです。低体温と同様に、病気になるリスクは高くなると思います。

—— 編集部:なるほど。「冷えは万病の元」という言葉は本当なんですね!

 

中医学的にも重要課題!冷えの改善で身体の調子を整える

ブナシメジ

—— 編集部:冷えに悩む方は、まずは、どんなことから意識していけばいいでしょうか?

—— 瀧 本:身体を温めること、それから血行をよくすることを心がけてください。また、中医学の観点からすると、冷えの原因のひとつとして、「“気”が足りていない」と考えることができます。“気”とは、身体を動かすエネルギーのことを指しますが、“気”が足りない場合には、食事に気を使って“気”を補うことが可能です。

—— 編集部:どのような食べ物が“気”を補ってくれるのでしょうか。

—— 瀧 本:“気”を補ってくれる食材のことを中医学では「補気類」と呼ぶのですが、ブナシメジやマイタケといったきのこ類をはじめ、米に代表される穀類、あとはサツマイモやカボチャなどが、この補気類に分類されます。

—— 編集部:「“気”が補われる」ということは、「元気になる」ということですか?

—— 瀧 本:そうです。“気”には、5つの働きがあるのですが、そのひとつに「体温を上げる」という働きがあります。また、外邪(自然界に存在する、体調不良を引き起こす因子の事。例えば、インフルエンザウイルスや風邪のウイルス、花粉など)に対する抵抗力――免疫力を上げる働きもあるので、冷え症や低体温の方には、こういった“気”を補ってくれる食べ物を意識的に摂ることを推奨しています。補気類の中でも、特にきのこは免疫力を高める効果があるとして知られており、調理しやすくどんな食材とも相性が良いので、冷え対策の料理を作るときには、意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

—— 編集部:冷えの改善と免疫力の向上、その両方を促進してくれるきのこは、冷えで悩む方にとって頼もしい食材といえますね!

—— 瀧 本:はい。冷えが改善されると代謝が上がって免疫力も上がり、熱が生み出される……まさに好循環ですよね。冷えが改善されて免疫力が上がれば相対的に病気のリスクが軽減されますから、きのこをはじめとする補気類を積極的にとることで、結果的に健康に結びついていくと考えられます。

—— 編集部:きのことの食べ合わせで身体を温める食材にはどんなものがありますか?

—— 瀧 本:薬膳では、エビやニラ、南瓜、ラム肉、胡桃、南瓜、にんにく、鶏肉、もち米などは身体を温める代表的な食材なので、“気”を補うきのこやお米と組み合わせて食べると、効果が期待できますよ!

 

【5つの気の作用】とは?
 
漢方医学でいう気には次の5つの機能があるとされています。
(1)推動作用・・身体を動かす作用。生理活動を行い、成長発育させる。
(2)温煦作用・・身体を温め、体温を恒常的に一定の高さに保つ作用。
(3)防御作用・・邪気の侵入を防ぐ作用。また侵入した邪気を追い出す作用。
(4)固摂作用・・身体の液体が、本来存在するべき場所から漏れ出ないようにする作用。また内蔵などを本来の場所に固定する作用。
(5)気化作用・・モノを変化させる作用。飲食物を栄養物へ、不要な水分を尿や汗に変化させるなど。

 

おすすめレシピ

身体を温める効果のあるきのことエビが入ったピラフで、美味しく食べて冷え対策♪

 

【次週は 「冷え」の改善にも効果的!普段から意識したい「美腸」をお届けします!】

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