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きのこで菌活。
Vol3

花粉症対策に効く新習慣は、きのこを食べることでした

菌活3

春が近づいてくると、ワクワクが高まる反面、憂うつになるのが花粉症です。通院や薬、健康食品などさまざまな対策方法がありますが、理想は日々の食事で腸内環境を整え、アレルギーに負けない身体を作ること。トレンドコラムでは、旬のスポーツ「ボルダリング」を特集しながら”美ボティ”をつくる方法をお伝えしていますが、今週の「きのこで菌活。」コラムでは、特別なものや高価な食材ではなく、日常の食事で無理なくおいしく花粉症に負けない身体を作る方法を、管理栄養士の若子先生にうかがいました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

若子みな美

若子みな美(管理栄養士/フードコーディネーター)

企業へのレシピ提案、雑誌の連載、WEBなどで健康や料理に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影などマルチに活躍中。病院や福祉施設、学校給食などに携わった経験を活かし、食に関してさまざまな視点からコーディネートしている。「栄養バランス✕味✕見た目」の3つが揃った料理を得意としている。http://orangekitchen.info

 

花粉をブロックする強い味方 「IgA抗体」を増やすには?

—— 編集部:いよいよ、花粉症の私には憂うつなシーズンがやってきました……。毎年薬でどうにか抑えていますが、その場しのぎな気がして。根本から花粉症に負けない身体を作るにはどうしたら良いのでしょうか?

—— 若 子:食事や生活習慣で症状を軽減するのが理想ですよね。まず、花粉症が起こるメカニズムから説明しましょう。目や鼻から花粉というアレルゲンが入ると、体内でそれに反応する「IgE抗体」と呼ばれる免疫物質が作られます。ここに花粉などのアレルゲンが結合すると、ヒスタミンという物質が分泌されます。

—— 編集部:ヒスタミンというと、アレルギー症状の原因物質ですよね。「抗ヒスタミン剤」など名前は聞いたことがあります。

—— 若 子:そうなんです。このヒスタミンによって花粉を体外に出そうとする働きが生まれ、くしゃみや鼻水、涙などのつらい症状が起きてしまうんです。

—— 編集部:症状を防ぐには、どうしたらいいんでしょうか?

—— 若 子:IgE抗体が炎症を起こすのに対して、アレルゲンの体内への吸収を阻止してアレルギー反応を防ぐ「IgA抗体」を増やすことがポイントなんです。

—— 編集部:まさに正義のヒーローのような抗体ですね! IgA抗体は意識して増やすことができるんですか?

—— 若 子:はい。IgA抗体は腸管周辺で作られるので、腸内の善玉菌を増やすことでIgA抗体も増やせます。ここで活躍するのが、食物繊維が豊富なきのこ。食物繊維をたくさん摂取して善玉菌を増やし、腸内環境を整えることは花粉症対策に不可欠なんです

—— 編集部:なるほど、腸を健康に保つと花粉症対策にも効果があるとは!

—— 若 子:そうなんです!さらにきのこをおすすめする理由がもうひとつ。きのこの細胞壁には、食物繊維の一種「βグルカン」がとても豊富に含まれているんです。βグルカンは腸の細胞を活性化して、花粉症はもちろんこの時期ひきやすい風邪などの病気にかかりにくくしてくれるんですよ。

 

食物繊維だけじゃない!アレルギーに負けないための「きのこのキキメ」

 
まいたけ
 

—— 若 子:花粉症対策に有効なきのこですが、中でも近年注目されているのがエリンギです。実はエリンギを食べることでIgA抗体が増える(※1)ことが、試験で明らかになったんです

—— 編集部:え!そうなんですか。エリンギを食べるときには、どんな調理方法でも良いんですか?

—— 若 子:はい。健康な成人16名を対象に、1日100gのエリンギをお好みで調理し、2週間毎日摂取してもらったところ、約70%の方に腸管IgAが増加したという実験結果も出ています。※きのこのキキメ

—— 編集部:2週間で効果があったということは、花粉症シーズンが始まるちょうど今の時期から食べる習慣をつけておくといいですね。エリンギ100gというと、どのぐらいの量ですか?

—— 若 子:1パックです。意外とすぐに食べられそうでしょう?

—— 編集部:確かに。炒めものや鍋物にすれば、あっという間に食べられますね!ほかに花粉症対策におすすめのきのこはありますか?

—— 若 子:実はマイタケも見逃せないんですよ。最初にお話した花粉症のメカニズムで、「IgE抗体と花粉が結合して、アレルギーの原因物質であるヒスタミンが作られる」と説明しましたが、研究(※2)によりマイタケを食べるとヒスタミン分泌を防ぎ、さらに炎症を促進する遺伝子の発現も抑えてくれることが分かっているんです

—— 編集部:なんと!では、花粉をブロックするIgA抗体を増やすエリンギとヒスタミン分泌を抑えるマイタケを合わせて食べればさらに効果があるということでしょうか?

—— 若 子:そうなんです。一緒に汁物に入れたり炒めたり、きのこたっぷりのメニューは花粉症に悩む方におすすめ。実は私も花粉症なんですが、日常的にきのこをたっぷり献立に取り入れているので、症状も軽い気がします。まずは一品から、きのこを使った料理を取り入れてみてくださいね。

※1:免疫力向上効果 日本農芸化学会2003年度大会
※2:抗アレルギー作用 日本薬学会 第133年会

 

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おん

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