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トレンドコラム
Vol3

いま、みんながボルダリングにハマる理由。

この春におすすめしたい最旬スポーツをお届けする今月のトレンドコラム。今週と来週は、東京オリンピックの追加種目に選ばれたことでも話題のスポーツクライミングの「ボルダリング」をご紹介いたします! 今週の「きのこで菌活。」コラムでは、花粉症に負けない身体を作る食事の大切さについてご紹介していますが、トレンドコラムでは、身体を使って楽しむ「ボルダリング」に注目。手と足を使って壁を登るスポーツで、近年は屋内用の人口壁面を備えたジムが急増し、手軽に楽しめて身体づくりにも役立つことから女性の間でも人気が高まっています。9歳でクライミングを始め、2016年の・ボルダリングのワールドカップ・ナビムンバイ大会で優勝するなど、ワールドクラスの活躍をみせる野中生萌さんに、その魅力を伺いました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

野中生萌さん

野中 生萌(Miho Nonaka)

1997年、東京都生まれ。日本代表クライマー。9歳のとき、登山をしていた父親のトレーニングでクライミングに出会う。中学生時代に頭角を現し始め、2010年『第13回JOCジュニアオリンピックカップ』優勝。16歳で初参戦となったボルダリング・ワールドカップの最終戦・フランス大会で2位。2015年は年間ワールドカップランキング3位、2016年は同2位(ボルダリング・ワールドカップ2大会で優勝)。幼少時クラシックバレエと器械体操で培った柔軟性を活かした、繊細かつダイナミックなムーブが持ち味。

 

指先からつま先まで、頭も体も使って課題をクリアする喜び

 

野中生萌さん

野中さんは9歳のときに登山をしていた父親の影響でクライミングに出会い、2010年にジュニアオリンピックカップで優勝を飾って以降、世界の大会でトップレベルの成績を残してきました。現在はボルダリングの日本代表選手として、2020年東京オリンピックでの活躍も期待されています。「好きなことを一生懸命やらせてもらえる環境がありがたい」と語る野中さんがボルダリングに夢中になる理由とは?

「最初は、家族で父が通うジムに遊びに行っていたんです。遊んで壁を登ったりしているうちに、だんだん本格的にやるようになっていって。たとえ子どもでも、身体ひとつで簡単に楽しめる、その気軽さが最大の魅力だと思いますね。私が始めた当時は、ボルダリングはまだまだマイナースポーツで、クライミングジムの数が少なかったのですが、今はどこにでもジムがあります。敷居はさらに下がっていると思いますよ」

クライミングジム

撮影協力:ボルダリングジム「Monolithe」

クライミングジムは、屋内でクライミング競技を行うための施設。野中さんが生まれた1997年には国内で20ヶ所に満たなかったジムが、現在は約400ヶ所にまで増加、最近では女性専用ジムも登場しています。傾斜がついた壁面は色も形もさまざまな「ホールド」(突起物)が並び、ホールドをうまく使って壁を登っていきます。ホールドの色やシールでグレード(難易度)が設定されていて、決められたホールドだけを使って登る「課題」をクリアしていくというのが競技の基本

「課題をクリアしたときの達成感は何にも代えがたいですよ。クリアできなかったら、あれこれ考えて何度も挑戦するんです。ムーブ(身体の動かし方)や筋力、バランス感覚を磨いて、ついにクリアできたときの喜び。いつも思うんですが、たとえば地面を100メートル進むだけなら普通にたどり着けるじゃないですか。でもボルダリングは、頭と身体をフルに使って登り切ると、そこからしか見えない景色が広がるんです。課題をクリアするたびに、その感動が待っているんです」

ちなみに、ジムによって様々だがグレードは10級から1級、上級者が登る段グレードまで幅広くまで設定されていて、10級は小さな子どもでも楽しんで登れるくらいの難易度。「私のお母さんと同じくらいの年の人がガンガン登ってたり、自分のレベルに合わせてできるのも魅力」と野中さん。ダイエット目的で始める女性から、ワイワイ楽しんでいる学生、運動不足解消のために登る男性まで、どんな人でも受け入れる寛容さ、そして誰もが楽しむことのできるゲーム性が、ボルダリング人気の秘密なのかもしれません。

誰もが自分のスタイルで楽しめる、カルチャーとしてのボルダリングの魅力

 

野中生萌さん

「人がやっていないことをやりたい」という思いが昔から強かったという野中さん。ボルダリングの魅力として、ファッション性があることも教えてくれました。

「私はアスリートとしてさまざまな企業からスポンサードを受けていますが、ほかのスポーツでは、こんな金髪の選手なんてなかなかいないでしょう?(笑)ストイックな競技ではなく、もともとアウトドアで岩を登るという“遊び”から生まれたものだから、独特のカルチャーがあるんです。人と一緒だとつまらないと思っているので、ボルダリングのそんなところにも魅力を感じます」

ボルダリングの使用道具

ボルダリングで必ず使用する道具は2つだけ。ホールドにしっかり掛かるようにつま先が硬い専用のシューズと、滑り止めのチョークの粉(写真左はチョークを入れるバッグ)以外は、どんな格好で登ってもOK。実際、ジムにはおしゃれなTシャツや、動きやすくデザインされたデニムパンツも販売されていました。

「私が使っているシューズは、スペインの『TENAYA』というブランドのもの。足のサイズを計測してオーダーしたものですが、一般的にも販売されているモデルです。チョークバッグも使いやすいようにオーダーしてつくりました。チョークを付けるパフ代わりに、ディズニーツムツムの『ペリー』のぬいぐるみを入れてます(笑)。スポンサードされているアディダスも好きで、服はけっこうストリート系のファッションが多いですね」

ちなみに野中さん、「誰も見たことがないクライミングイベントをやりたい」と、昨年末には女性限定のボルダリング大会「Rock Queens」をプロデュース。野中さんが好きな紫色とネコでコーディネートされた空間には女性DJによる音楽が流れ、その中で100名もの女性クライマーが競技を楽しみました。ひとつのカルチャーとしても、ボルダリングは魅力的。

「ボルダリングがここまでメジャーになったのは、単純に面白いからだと思うんです。ジムでは『そこに右足をかけて!』『あー、落ちちゃった』なんて、ワイワイやっていて、それを見てるだけでも楽しい。背丈や体格に合わせて、自分のスタイルで楽しめる、それが一番の魅力だと思います

【次週は、野中さんの気になる食生活をフィーチャー。さらに、引き締まったボディをつくるトレーニング方法も教えてくれました。どうぞお楽しみに!】

 

【今週更新!きのこで菌活。】

この春は、旬のスポーツからも身体のキレイと健康を作りたいですね!そんな春の大敵・花粉症を、美味しく食べて対策するきのこで菌活もチェックしましょう!

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎