ウォータースタンド(WATER STAND)の設置場所は、本体サイズ(高さ・幅・奥行き)ギリギリのスペースしかないと、設置できない可能性があります。
この記事でわかること
- 裏側にスペースが必要な理由
- 裏側は壁との距離を調整できる
- 機種ごとに必要な裏側スペース(cm)
- 機種ごとの設置に必要な面積
公式ホームページには、ウォータースタンド裏側(背面)の写真がほとんどありませんが、電力が必要な機種の裏側には本体内の熱を逃すための「放熱板」が付いています。
なので、本体内の熱を逃すためにも、ウォータースタンドを設置するには、壁との距離が最低でも「10cm以上」空けておく必要があります。
とはいえ、どんな場所にウォータースタンドを設置しても、段ボール箱に詰め込むような状態にならないですし、スペースといっても10cm程度ですから、あまり神経質になる必要はありませんね!
ウォータースタンドの裏側にスペースが必要な理由
ウォータースタンド(WATER STAND)の裏側(背面)に、どうして「10cm(センチメートル)」以上のスペースが必要なのか、詳しく解説していきましょう。
そもそも裏側はどうなってるのか
ウォータースタンドの裏側は、お水の「原水給水ホース」や「排水ホース(ドレンホース)」、電源コードが付属しています。
「給水・排水ホース」や「電源コード」には、それほどスペースが必要ありませんが、ウォータースタンド裏側には「放熱板」が取り付けられています。
そのため、ウォータースタンド裏側には、熱を逃してあげるためのスペースが必要になっているんです。
もし、壁との距離をあけずにウォータースタンドを使い続けてしまうと、
放熱板による故障・トラブル
- 冷水・温水をつくれなくなる。
- 故障や電力消費が多くなる
というような故障やトラブルの原因になる可能性があります。
冷水・温水をつくれなくなる
ウォータースタンド裏面と壁との距離を空けておかないと、うまく放熱することが出来ずに「冷水・温水」を正しい温度でつくれなくなる可能性があります。
ウォータースタンド本体内部が高温になりすぎると、冷温水の「加熱・冷却処理」が出来なくなったり、温度センサーが正常に働かなくなることがあるので、裏側のスペースは十分に空けておく必要があります。
故障や電力消費が多くなる
ウォータースタンドは、冷温水をつくったり、タンクの水を保冷・保温しておくために「電力」を使っていますから、本体内部が高温になりすぎると「エラー」になったり、電力消費が多くなって「電気代が高くなる」こともあります。
また、ウォータースタンド本体が高温になりすぎて、エラーで使えなくなるなら良いですが、そのまま使い続けると「故障」してしまう可能性もあるんです。
なので、ウォータースタンド裏側に十分なスペースがないと「ずっと高温状態」になるので、最低でも壁との距離を「10cm以上」開けておく必要があります。
ウォータースタンドの裏側は壁との距離を調整できる
ウォータースタンド(WATER STAND)裏側は、「給水・排水ホース」と「電源コード」がつながっていますが、設置した場所から動かせないわけではありません。
設置工事の際、後からウォータースタンドの向きを変えたり、位置を少し動かしたりしたければ、「給水・排水ホース」の長さを調整できるようにしてもらえます。
なので、ホースの長さくらいであれば、ウォータースタンド裏側にスペースを多めに空けたり、向きを変えることも出来るようになっています。
ウォータースタンドの機種ごとに必要なスペース(距離)が違う
ウォータースタンド(WATER STAND)の機種によって、裏側にスペースが10cm以上も必要ない機種があります。
なので、これから設置する予定のウォータースタンドは、裏側にスペースが必要な機種なのか知っておくと安心ですね!
裏側にスペースが10cm以上必要な機種
ウォータースタンドには、ナノトラップフィルターを使った「ナノラピアシリーズ」と、ROフィルターを使った「プレミアムシリーズ」があります。
スペース10cm以上の機種
- ナノラピアネオ
- ナノラピアガーディアン
- ナノラピアマリン(※新規受付終了)
- ナノラピアトリニティ
- プレミアムラピアステラ
- プレミアムラピアS2(※新規受付終了)
- プレミアムラピアL2
- ROスタンド
ウォータースタンドどの機種でも、電力が必要な機種には、裏側に10cm以上のスペースが必要です。
裏側のスペースが10cm未満でも大丈夫な機種
ウォータースタンド裏側に10cm以上スペースがなくても設置できるのは、
スペース10cm未満の機種
- ナノラピアメイト
- ナノスタンド
- プレミアムラピアネオス2
といった電力不要機種だけです。
冷水・温水を抽出できる機種は、必ず電力が必要になりますから、ウォータースタンド本体内の熱を外に逃すためにも裏側には十分なスペースが必要です。
ウォータースタンド設置に必要な設置面積を算出
ウォータースタンド(WATER STAND)設置に必要な面積を、裏側・側面・高さを機種ごとに算出してみました。
機種(モデル) | 設置面積 | 本体サイズ |
ネオ |
幅460mm 奥行き605mm 高さ604.55mm |
幅260mm 奥行き505mm 高さ504.55mm |
ガーディアン |
幅430mm 奥行き330mm 高さ571mm |
幅230mm 奥行き230mm 高さ471mm |
マリン ※新規受付終了 |
幅381mm 奥行き520mm 高さ475.4mm |
幅181mm 奥行き420mm 高さ375.4mm |
トリニティ |
幅460mm 奥行き570mm 高さ604.5mm |
幅260mm 奥行き470mm 高さ504.5mm |
ステラ |
幅460mm 奥行き630mm 高さ604.5mm |
幅260mm 奥行き530mm 高さ504.5mm |
S2 ※新規受付終了 |
幅460mm 奥行き583mm 高さ604.5mm |
幅260mm 奥行き483mm 高さ504.5mm |
L2 |
幅460mm 奥行き548mm 高さ1241mm |
幅260mm 奥行き448mm 高さ1141mm |
ROスタンド |
幅510mm 奥行き590mm 高さ1357mm |
幅310mm 奥行き490mm 高さ1257mm |
メイト |
ー | 幅130mm 奥行き403mm 高さ308.1mm |
ナノスタンド |
ー | 幅324mm 奥行き310mm 高さ1235mm |
ネオス2 |
ー | 幅192mm 奥行き430mm 高さ434mm |
電力不要の機種であれば、ウォータースタンド裏側に10cm以上スペースがなくても問題ありません。
ただ、ウォータースタンドの裏側には、給水ホースや電源コードがありますので、ある程度のスペースは必要になります。
ウォータースタンドの裏側は定期的に掃除が必要
ウォータースタンド(WATER STAND)の裏側には、放熱板など「ウォータースタンド本体内の熱を外に逃す」の機能が付いています。
放熱板は、ウォータースタンド本体内の熱を外に逃すために、横長の穴がいくつも空いています。
また、放熱板は「ウォータースタンド裏側」に位置しているので、ある程度時間が経過すると「埃(ホコリ)」が溜まってしまいます。
冷蔵庫など、普段動かすことがない家電の裏側も同じように埃が溜まっていることがほとんどですよね。 放熱板に埃が溜まった状態で、ウォータースタンドを使い続けると、せっかく裏側に10cm以上スペースを空けていても放熱することができず、故障の原因になりかねません。
なので、ウォータースタンドの裏側は、1〜2週間に1度くらいのペースで、お部屋の掃除をするついでに掃除してあげると安心ですね!
まとめ(ウォータースタンド裏側のスペース)
ウォータースタンド(WATER STAND)の「裏側がどうなっているのか?」、「裏側に10cm以上のスペースがどうして必要なのか?」について解説してきました。
冷温水を抽出できるウォータースタンドは、本体内部で冷温水をつくったり、タンク内を保冷・保温しておくために電力が必要です。
そのため、ウォータースタンド本体内は、熱がこもりやすい状態になっていますので、裏側の放熱板からうまく熱を外に逃してあげる必要があります。
ウォータースタンドの設置場所を選ぶ際は、ウォータースタンド本体サイズに加えて「上側・左側・右側」に、10cm以上空きがある場所を検討されると安心です。
ウォータースタンドは、申込や予約をされる方がとても多いので、設置まで2、3週間かかる場合がありますから、早めに申し込むのがおすすめですね!