ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオは、本体内部にあるタンク内の冷水・温水温度を常に一定に保つために、常に電力を消費している状態です。
ナノラピアネオの1ヶ月の電気代は、公式によると約859円(年間約10,308円)となっているので、一般家庭にある冷蔵庫と同じか、ちょっと高いくらいの電気代がかかります。
ネオ(税込) | ガーディアン (税込) | |
---|---|---|
レンタル料 | 3,850円 | 4,400円 |
電気代 | 約859円 | 約150円 |
合計 | 約4,709円 | 約4,550円 |
表をみても分かるように、レンタル料だけみるとナノラピアネオの方が安く感じてしまいますが、電気代を考えるとガーディアンの方が安くなるんですよね。
なので、ウォータースタンドの機種を選ぶ時は、レンタル料の安さだけでなく、電気代も含めた料金を想定して決めるのがおすすめです!
ウォータースタンドナノラピアネオの消費電力の仕組み
ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオの消費電力の仕組みについて解説していきます。
ナノラピアネオ消費電力の仕様
ナノラピアネオは、冷水タンクの温度を保つための「コンプレッサー(圧縮機)」と、温水タンクの温度を保つための「ヒーター」が搭載されています。
機種名(モデル) | 消費電力 | タンク容量 | 温度の仕様 |
ネオ |
コンプレッサー (1.6A,115W) ヒーター (300W) |
冷水:2.5L 温水:1.0L 常温水:2.5L |
冷水 5~8℃ 温水 85~93℃ |
コンプレッサーは圧縮機とも呼ばれていますが、分かりやすく説明すると、冷蔵庫など電化製品にも使用されている冷却装置のようなものです。
ナノラピアネオの電気代が高い理由
消費電力仕様表をみても分かるように、冷水タンク2.5Lを5~8℃、温水タンク1.0Lを85~93℃の温度を保たなくてはいけません。
冷蔵庫を冷やすのに、コンプレッサーが常に作動しているのと同じように、ナノラピアネオも冷水タンクを冷やすためのコンプレッサーが作動しています。
また、同時に温水タンクをヒーターで熱している状態なので、ナノラピアネオは常に電力を消費している状態になっています。
なので、ナノラピアネオを使っていてもいなくても電力を消費しているので、電気代が高くなっているんです。
ウォータースタンドナノラピアネオの公式による電気代
ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオの電気代が月々約859円という結果が、どのように測定されたのか解説していきましょう。
ナノラピアネオの電気代測定条件
ナノラピアネオの1ヶ月の電気代を測定するにあたり、使った水の量や電気代の単価がいくらなのか見てみましょう。
ナノラピアネオで使った水の量は、
※《電気料金の算出根拠》 電力は、冷水18L・温水18L(合計36L)を使用した実測値(日本宅配水&サーバー協会 消費電力測定基準に基づく)
ウォータースタンド公式HPより
というように、冷水・温水を1ヶ月に約36L使った場合を想定しています。
また、電気代の単価は、
電気代の単価は、新電力料金目安(税込):27円/kWh(平成26年4月公益社団法人・全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安)
ウォータースタンド公式HPより
という条件で測定しています。
ナノラピアネオ公式の電気代測定結果
ウォータースタンドの調査によると、1ヶ月に冷水・温水を約36L使うと、約859円の電気代がかかるという結果が出ています。
なので、冷水・温水を使う量が多くなれば、さらに電気代が高くなるということですね。
ウォータースタンドナノラピアネオの電気代を測定
実際に、ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオを使って、どのくらい電気代がかかるのか測定してみました。
ワットモニターによる測定結果(1週間)
ナノラピアネオを無料お試ししたので、1週間の電気代を測定しました。
ナノラピアネオ電気代測定条件
ナノラピアネオの電気代測定は、
電気代測定条件
- エコサーバーを使用。
- 使用した水の量約12L。
- SANWAワットモニターによる計測。
といった条件で行っています。
エコサーバー本体の中には、お水6L分のタンクが入っています。
SANWAワットモニターの仕様
計測項目 | 計測範囲 | 計測精度 |
---|---|---|
消費電力 | 0・0.3〜1650W | 最大2%±5W |
積算電力量 | 0.00〜9999kWh | 最大2%±5W |
積算料金 | 0.00〜9999円 | 最大2%±5 |
計測周期 | 1秒 | ー |
製品消費電力 | 最大0.3W | ー |
ワットモニターの仕様をみると、すごく難しく感じてしまうかもしれませんが、基本的にコンセントにさすだけで使えて操作も簡単です。
ナノラピアネオの測定結果
ナノラピアネオの1週間の電気代は、
ネオの電気代 | |
---|---|
1日 | 35.2円 |
2日 | 29.4円 |
3日 | 32.1円 |
4日 | 31.5円 |
5日 | 33.2円 |
6日 | 34.7円 |
7日 | 30.6円 |
合計 | 226.7円 |
というような結果になりました。
1週間の平均を求めてみると、1日約32.4円という結果です。
なので、ナノラピアネオの1ヶ月の電気代は、約972円ということになりますね。
ただ、お試し期間中は、エコサーバーを使ってナノラピアネオにお水を供給しているので、通常よりも電力を消費していますから、公式で発表されている料金よりも高くなっていますね。
ナノラピアネオと家電の電気代を比較
ナノラピアネオの電気代は、他の家電と比べてどのくらいなのか調査してみました。
電化製品 | 電化製品 電気代 | ネオの 電気代 |
---|---|---|
エアコン | 約1,600円〜 1,700円 | 約859円 |
洗濯機+乾燥機 | 約1,200円〜 1,800円 | |
ウォーターサーバー | 約900円〜 1,000円 | |
冷蔵庫 | 約750円〜 900円 |
電気代が高いとされる電化製品と比べてみると、ウォーターサーバーや冷蔵庫と同じくらいなので、ナノラピアネオも電気代が高い電化製品に分類されます。
ウォータースタンドナノラピアネオの電気代節約方法
ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオのように、本体にタンクがある機種には、節電モードという機能が搭載されています。
節電モードをONに設定しておくと、ナノラピアネオが設置されている部屋が暗くなると、光センサーが暗くなったことを感知し、自動で節電モードに切り替わってくれるんです。
ナノラピネオが節電モードになると、コンプレッサーやヒーターが、通常時よりも弱い状態で作動するので、タンク内の冷水・温水それぞれの温度がぬるくなってしまいます。
なので、ナノラピアが節電モードから復帰したばかりだと、冷水・温水がぬるい状態で抽出されてしまうので、カップラーメンなど熱湯に近い温度が必要なものをすぐに作ることができません。
節電モードによって、多少電気代は節約できますが、それによるデメリットの方が大きく感じる場合は、使わない方がいいかもしれませんね。
ウォータースタンドナノラピアネオと他機種の電気代
ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオと他機種(ナノラピアシリーズ)の電気代を比べて、月々いくらかかるのか表にまとめてみました。
機種(モデル)名 | 抽出できる お水の種類 | 合計金額(税込) | 電気代 (水道代) | レンタル料(税込) |
---|---|---|---|---|
アイコン | 冷水 常温水 温水 | 4,979円 | 約518円 (約61円) | 4,400円 |
ネオ | 冷水 常温水 温水 | 4,709円 | 約859円 (約61円) | 3,850円 |
ガーディアン | 冷水 常温水 温水 | 4,550円 | 約150円 (約61円) | 4,400円 |
トリニティ | 冷水 常温水 | 4,200円 | 約350円 (約61円) | 3,850円 |
メイト | 常温水 | 2,200円 | 0円 (約61円) | 2,200円 |
ピュアライフ | 冷水 常温水 温水 | 3,823円 | 約462円 (約61円) | 3,300円 |
電気代、水道代などすべてまとめてみると、レンタル料が1番高いガーディアンの月額料金は、ネオよりも安くなることが分かりますよね。
レンタル料が安いという理由で機種を選んでしまうと、逆に損をしてしまうことになるので、機種を選ぶときは電気代も含めた料金で検討するのがおすすめですね!
まとめ(ウォータースタンドナノラピアネオの電気代)
ウォータースタンド(WATER STAND)ナノラピアネオの電気代について解説してきました。
ナノラピアネオはタンク式なので、本体に冷水・温水用のタンクが搭載されています。
タンク内の冷水・温水温度を一定に保つために、コンプレッサーやヒーターを使っているので、ナノラピアネオは常に電力消費している状態です。
結果として、ナノラピアネオは、冷蔵庫と同じくらいの電気代がかかるので、月額トータルコストを考えると他機種よりも高くなることがあります。
ガーディアンのようにタンクレスだと、使わない時はほとんど電力を消費しないので、電気代がとても安くレンタル料と合算すると、ナノラピアネオよりも安くなります。
なので、ウォータースタンドの機種を月額費用で選ぶなら、レンタル料だけに注目するのではなく、電気代を含めた総合的な費用で選ぶのがおすすめですね。