ウォータースタンド(WATER STAND)は「水道直結型」のウォーターサーバーなので、設置するにあたって「水圧」が関係します。
この記事でわかること
- 設置に必要な水圧(Mpa)
- 水圧が影響する家や地形
- 水圧が影響する機種
- 設置前の水圧チェック
あまりにも水圧が弱いと、ウォータースタンドに取り込む水の量が少なかったり、通常よりも取り込みに時間がかかる、といった現象が起きる可能性があります。
普段生活している中で、水道からお水の出が悪かったり、お風呂のシャワーが弱いと感じなければ、水圧を気にしなくても大丈夫です。
ウォータースタンドによると、水圧で設置できないのはめずらしいケースみたいですね。
万が一、水圧が弱くて、ウォータースタンドの設置ができないような場合でも、費用が発生することはありませんので、まずは無料訪問診断から始めてみましょう‼︎
ウォータースタンドが設置できる水圧(Mpa)
ウォータースタンド(WATER STAND)を設置するのに、最低限必要な水圧は「0.14MPa(メガパスカル)」という数値が基準値となっています。
ですが、この「水圧0.14Mpa(メガパスカル)」という数値を聞いて、すぐに「なるほど!」と納得できる方はそうそういないですよね。
一般的に水道法では、水圧が下限値「0.15MPa」、上限値「0.74MPa」という範囲が決められています。
水道法とは
- 水道法は、水道(上水道)事業について定める日本の法律です。
水圧の下限値が「0.15MPa」なので、ウォータースタンドの設置最低水圧基準となる「水圧0.14MPaを下回ることはない」ということになりますが、色々な悪条件が重なると「0.14MPa」を下回ってしまう稀なケースもあります。
なので、水道法でも決められているように、基本的な水圧は、最低でも「0.15MPa」あるということなので、日常生活で水圧が弱いと感じることがなければ問題ありません。
ウォータースタンドの設置で水圧が影響する家や地形
ウォータースタンド(WATER STAND)の設置で必要な水圧は、水道法で決められた下限値よりも低い「0.14MPa(メガパスカル)」なので、ほとんど問題ありませんが、これから紹介する条件に該当される方は、水圧が基準値よりも低い可能性があります。
住まいが集合住宅地にある
お住まいが集合住宅地で、住宅が密集している地域だと、夕方から夜にかけて水道から出るお水の水圧が低く感じたことはありませんか?
夕方から夜にかけて、夕食の支度にお水を使ったり、お風呂にお湯を溜めたりするご家庭が多くなる時間帯なので、水圧が低くなる可能性が考えられます。
時間帯によって水圧のMPaが低くなるだけなら、ウォータースタンドの設置にあまり影響がないですが、あらかじめウォータースタンド担当者に伝えておくと安心ですね。
住まいが高台にある
お住まいが平地よりも上の高台にあると、お水を下から上に運ぶことになる分、水道から出るお水の水圧が低い場合があります。
家が建っている場所や環境に左右されるものなので、ウォータースタンドの設置が出来ない可能性があります。
ウォータースタンドは、無料訪問診断を行っていますから、まずはウォータースタンド担当者に相談してみるのがおすすめです。
マンションなど高層階のお部屋
マンションや団地などの高層階にお住まいがあると、水圧が低い場合があります。
給水方式は、マンションや団地でそれぞれ違いますが、よくあるのが「受水槽式給水」や「直結給水方式」です。
給水方式
- 受水槽式給水は、水を受水槽に溜め、ポンプを使って屋上に設置されている高置水槽に組み上げて、全てのお部屋に自然流下させる方法。
- 直結給水方式は、受水槽などに溜めておくタンクがなく、給水管に増圧ポンプを取り付けて、水圧を増圧させて各階のお部屋にお水を運ぶ方法。
どちらの給水方式も、低層階、高層階など関係なく、どのお部屋でも水圧(MPa)が均等になるよう調整されていますが、高層階になればなるほど水圧が弱くなる傾向にあります。
築年数がかなり経過しているマンションや団地の高層階にお住まいの場合は、水圧が低くてウォータースタンドの設置が出来ない、もしくは、設置できる機種が限られる可能性があります。
水道の原水が井戸水
井戸水を利用しているご家庭は、取り付けているポンプによって水圧が弱い場合があります。
また、井戸水でよくあるのが、井戸水には金気(鉄分など)含んでいることが多く、給水管の中につまっている可能性もあります。
ポンプが原因で水圧が弱いのであれば、ポンプを交換することで水圧を上げることが出来るかもしれませんが、金気による水圧の低下であれば、給水管内を洗浄しないと水圧は改善されないかもしれません。
ただ、水圧が弱いかどうかは、実際に測定してみないと判断することはできないので、無料訪問診断で取り付けできるかどうか確認するのがおすすめです。
ウォータースタンドの設置で水圧が影響する機種
ウォータースタンド(WATER STAND)は、およそ0.14MPa(メガパスカル)の水圧を下回らなければ設置できますが、基準値に近い水圧(MPa)だと使用上機能しない機種もあります。
水圧(Mpa)で選べる機種が変わる理由
ウォータースタンド設置の水圧最低基準値「0.14MPa(メガパスカル)」だと、水栓からウォータースタンドまでお水を届けるのに時間がかかったり、お水の量が少なく十分でないといった現象が起きてしまう可能性があります。
ウォータースタンド本体にタンクが搭載されている機種でれば、ある程度お水が供給されてくれば問題ありませんが、タンクレスの機種を使うとなると、ウォータースタンド本体内にお水が十分届かないうちに加熱、もしくは冷却処理をしてしまうので、エラーになってしまいます。
なので、水圧が最低ラインの基準値だと、ウォータースタンドの設置ができたとしても「タンク搭載」の機種しか選べません。
ですが、ウォータースタンドは、タンクが搭載された機種がほとんどですので、水圧が最低基準値だとしてもそれほど心配する必要はないですね。
水圧が弱めでも使える機種
機種名 | 抽出できるお水の 種類 |
タンク 容量 | レンタル料 (税込) |
ネオ |
冷水:2.5L 温水:1L 常温水:2.5L |
3,850円/月 | |
トリニティ |
冷水:3.5L 常温水:2.5L |
3,850円/月 | |
メイト |
常温水:ダイレクト | 2,200円/月 | |
ナノスタンド |
常温水:ダイレクト | 3,300円/月 | |
ステラ |
冷水:1L 温水:2.3L 常温水:2.5L |
6,050円/月 | |
S2 (※新規受付終了) |
冷水:1L 温水:2.3L 常温水:2.5L |
ー | |
ネオス2 |
常温水:3.5L | 3,300円/月 | |
L2 |
冷水:3L 温水:3L 常温水:6L |
7,150円/月 | |
ROスタンド |
冷水:3.6L 温水:7L 常温水:ダイレクト |
8,250円/月 |
冷水・温水のタンクを搭載している機種は、これだけ豊富ですから、水圧が低くても色々選べますね!
常温水の場合、ウォータースタンド内部で加熱したり、冷却することはありませんので、タンクレス(ダイレクト)でも問題ありません。
水圧が弱いと使えない機種
機種名 | 抽出できるお水の 種類 |
タンク 容量 | レンタル料 (税込) |
ガーディアン |
すべて ダイレクト |
4,400円/月 | |
マリン ※新規受付終了 |
冷水:1.35L 温水:ダイレクト 常温水:ダイレクト |
ー |
ナノラピア「ガーディアン」と「マリン」は、冷水や温水がタンクレスのため「ダイレクト(本体内部で冷却または加熱する)」で処理されるので、水圧があまりにも弱いと設置することができません。
ウォータースタンド設置工事前に水圧チェックされる
ウォータースタンド(WATER STAND)を設置するのに、水道直結工事をしますが、その前にお水の水圧をチェックしてくれます。
水道直結工事をした後に「水圧が低いからウォータースタンドの設置ができません・・・」だと困りますからね。
ウォータースタンドの設置をする前に、担当スタッフがお宅を訪問して、水栓の「メーカー(製造元)」や「分岐部品が製造されているか」などを確認してもらえますが、水圧のチェックはしてもらえません。
あくまで、ウォータースタンドの設置工事を行う時じゃないと、測定器を使った水圧測定はしてもらえません。
ウォータースタンドの契約時には、「万が一、設置工事の段階で問題が確認された場合は設置できない可能性がある」という説明がされます。
契約後に、水圧が原因で設置できなかったとしても、費用が発生することはないので、まずは無料訪問診断で水回りをチェックしてもらうと安心ですね!
まとめ(ウォータースタンド設置と水圧の関係)
ウォータースタンド(WATER STAND)の設置と水圧の関係性ついて解説してきました。
一般的な水圧の下限は「0.15MPa(メガパスカル)」ですから、ウォータースタンド設置に必要な水圧「0.14MPa(メガパスカル)」を下回ることはほとんどありません。
なので、ウォータースタンドを設置するのに、水圧(MPa)を気にしなくても大丈夫です。
万が一、ウォータースタンド設置工事の時に、水圧が原因で取り付けできないとなっても、費用が発生することはないので心配いりません。
ウォータースタンドのお申し込みから設置完了まで、長いと2週間近くかかることもあるので、早めにお申し込みするのがおすすめです!